作品一覧

炎上 ネット論

今、ネット論が炎上している。

梅田望夫氏が日本オープンソースの否定をした事で、はてなの炎上問題に端を発したネット論炎上。

http://d.hatena.ne.jp/yappo/20090618/1245299768

インターネットについて、ブログのコメントで激情型意見が飛び交っていた事を指して一言。

実はそういった事は昔からある。

1992年~6年頃 パソコン通信(その辺りの時代)

インターネットは無かったがパソコン通信は有った。
そこでは夜な夜な男女が集まりまさにチャットをしていたのだ。

時に大げんかになる事も有ったらしく、仲が良かった奴が
いきなり喧嘩になり、電話番号をばらし、Aの一派とBの一派が
ヤクザの抗争ごとく、24時間電話攻めにした等の話を聞いた事がある。

当時のパソコン通信一派はインターネットの登場を別のものと見ていた。
私はいち早くネットに乗り換えてしまったので、パソコン通信衰退の経緯はあまり見ていない。
しかし、まずはPC-VANが(NEC)が止め、次にニフティがプロバイダ事業に変わりという感じだったと思う。

昔から見ていると、ネット上の議論は感情的になりやすい。

IPが抜かれていると言え、匿名性の高い議論は言いたいことが言えるからだ。

中国の反日デモの時のヤフー掲示板や、現在の2ちゃんねるでさえ、罵声の嵐になる事がある。ネットでの議論は過度になる事が度々起きるが、あまり過敏になる事は意味がない。

結局、それらの議論はいずれ収まるし、全ての意見はあらゆる角度の意見がある訳で答えが出ないものは出ない。
平行線を辿るものは辿る。全ての人間の意見が合う事はないからだ。

ネットを有用にするかどうかは実は参加者自身の総和の問題であり、究極的に言えば民度のレベルの問題になる。

創造性の問題もあるが、社会システムの問題でもある。
有益に出来るかどうかはその社会の総和の問題になる。
有益にしようとする人間が多ければ多い程、ネットは有益になる。
しかし、その逆のベクトルが働けばネットはネガティブな否定的なものになる。

何度も言うがグーグルやヤフーのような検索エンジンは日本の法律では出来ない。それは日本の法律が競争力を奪っている。
かつては優秀になりそうなロボット検索が東大、早稲田に有ったのにである。(個人の学生が開発していた)

そういう意味ではアメリカ社会の方がより革新的なものを生む土壌がある。
日本は既得権者の壁があまりに厚く新参者を入れない土壌がある。
実はそれが問題であり、その土壌に挑戦する人間達は逮捕されたり、巨大な権力に潰されたりする。

しかし、私自身はインターネットは社会を変えうる道具になると考えている。それはパソコンの進化と無縁では無い。

アナログの世界とコンピューターの世界の進化の時間軸は全く違う。

問題はそれを使いこなす側にある。

便利に使いこなしている人々は実は一部の人々だからである。
大半の人々はネットをどう使えば良いか分からない人々だ。

今、起きている事は印刷技術革命よりも遅い。
印刷技術はそれこそ無知識階層の人々を生産階層に移行するために急速に発達した。(学校もそうだ)

それよりもはるかに遅いスピードだが、確実に情報革命は進んでいる。当時も農民が文字を読める事に反対する勢力がいたはずだ。

結局、ネット論の議論自体がいずれ陳腐化する。

ネットは変わる。
ネットで変わる。
ネットでのみ変わる。

その流れは誰が何を言おうと変わらない。

音楽にその流れを見て取れる。
今は誰でも音楽を作りネットで発信出来る。
大型スタジオが実はノートパソコンの中に入る。

そこで作った曲は簡単にYoutubeやニコニコ動画にアップ出来る。
職業音楽家はそれこそIT革命のまっただ中にいる。

よってジャニーズ事務所のようなかっこいい少年、かわいい少女とかに特化しないと金を埋めない状況になりつつある。

それは音楽→既得権益(レコード会社)→金になるアーティスト→マスマーケティング→利益→権利→音楽
という流れを壊している。

又、それは逆に埋もれた人々が浮上するきっかけになるチャンスとも言える。

実はそこにヒントがある。

21世紀は創造性の時代だと思う。

創造力を持ち、有益な事を発信する人々に照準が当たる。

それはマスメディアのような力は持たずとも、多様化した人々へより届くものを作り実践した人々の時代になる。

ネットをごみにするのもしないのも、実は参加している人々のレベルの問題になる。

それは参加している人々の創造性のレベルの問題であり、
創造性を実践する人々が多い社会や国家が21世紀型に変容する国になると考えている。

日本のインフラは悪く無いが実はその創造性を活かす事。
私がやりたいのはまさにその分野にある。

まあ、見ている人が居る居ないは別にし、ほそぼそとこんなブログを書いている事が実は重要だったりする。まあ長い話だ。

2009年07月04日 登録

コメント一覧