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アメリカ衰退-アジアの未来

アメリカの自動車産業の危機は現在シンボリックに報道されている。GMやフォード、クライスラーの救済問題の本質はアメリカの現在の産業構造が、急激な変化に追いつかず、構造的問題を抱えた、旧産業を救済するという話になる。

時代は省エネに、小型車に向かっており、その対応が出来ない産業を救済し、果たして、生き残れるかという事になる。

アメリカは、ビッグ3を生かすも地獄、倒産させるも地獄というジレンマに陥った。

ヨーロッパは貴族文化の名残りが車に反映され、高級車のマーケットが出来上がった。
アメリカは、国土の広さ、資源の豊富さで、大きなサイズのマーケットが出来上がった。
日本は国土の狭さ、小さくする物好きの国民性でコンパクトカーのマーケットが出来上がり、それがアメリカや世界のマーケットを席巻し始めた。
又、省エネや、脱ガソリンは日本がリードしている。

しかし、アメリカは国家自体が金融化しており、
体の血液ごとく、クレジット社会が浸透している。

結局、その産業構造変化に未来のアメリカが対応出来るかどうかになる。
車の次に来るのはなんだろう。
(しかし、アメリカの宇宙産業、航空産業等、アメリカにも独占的製造業はある。ITについても強い。)

アメリカが活路を見いだすのは、やはり中国の可能性が高い。
自分たちの食いぶちの確保に全力を上げるだろう。
(但し、アングロサクソンがアジア人の下に下る事は多分我慢できないだろう。アメリカは一時的に力を失っても、その後の世界に対してのプレゼンスは確保しようとするはずだ。)

「米の圧倒的優位弱まる」 米情報機関が世界展望

しかし、中国も盤石なのか?

中国は、安い人件費を武器に、外資を呼び込み、外資の技術を呼び込み、外資の資本で伸びた国家である。
中国の問題も又、金融の問題である。
中国の拝金主義や中国国民のギャンブル好きは、
有る意味、他の国家よりずば抜けている。

又、中国で金を持った層は、政府の役人の汚職によってであり、
株長者、不動産長者だったのだが、それも株価崩壊、地価下落によりバランスが崩れてきているだろう。

中華思想が根本に来る場合、どうしても、思想的な不安がぬぐえない。自由主義に慣れた世界が、不自由を受け入れられるだろうか?
中国が覇権を握る場合、世界は共産主義の頭を受け入れられるのだろうか?

又、中国は真実をどの程度言うのか良くわからない。
対外的に見栄えを良くしても、内情は危険さをはらむ。
最悪、分裂する危険性もある。

※但し、中国は移民までも世界中にばらまいている。
 それらの人間達は中国の覇権制覇を助けるだろう。
 アジアの人間達はプライドだけは高い。
 又、なんだかんだ言いながら、中国政府は事態を収拾している
 日本政府とは大違いである。

ロシアが力を持った場合も同様である。

アメリカは、力を失っても大国の一つにはなるだろう。
世界からアメリカがヨーロッパの一国のような存在感になった世界を想像してみてほしい。

世界は、どうなるのか。少なくとも、法律を守る必要はあるが、自由にものを言い、自由な経済活動が出来、自由に動く自由が無くなった世界。

中国や、ロシアの思想が世界的な力を持った世界を想像出来るか?
アメリカにくっつく事に異論を唱える論調も有る意味分かる。

しかし、自国を守る事さえ文句が出る今の日本は本当の独立国家と言えるのだろうか。グローバル化といいながら、内向きの世界観しかもたぬ日本…。

日本は一体、どうするのか?どうしたいのか?

アメリカと中国が対峙する場合、日本の地政学的位置はアメリカにとって最大の防御壁になる。

しかし、アメリカが中国との関係を強化する場合、
アメリカは日本を守る理由が無くなる。
最悪、台湾と同等の見方をされる可能性さえある。
日本の政治や、日本そのもの自体、アメリカの眼中には無い。
(但しそれこそが日本が伸び始めた原因でもある。
 アメリカ人が贅沢を謳歌している時に、日本人はせっせと
 働いていた。)

その場合、日本は独自の道を歩まねばならない。
日本の政治家の危機意識のなさは、国民の危機意識のなさである。
私たちは、敗戦国という呪縛から逃れられず、戦争反対という力学やアレルギーを内在する。

勿論、戦争を肯定するわけでは無いが、もし、国力が弱いと強い国は自分たちの論理を正当化し、それこそチベットのように中国に吸収されかねない。

現に対馬は韓国資本に買われはじめ、韓国内で、対馬は韓国という論調が勃興している。

【対馬が危ない】(上)韓国、不動産相次ぎ買収

日本がどのように生きるのか?

そもそも、少子化対策など全く生きていないこの国のマーケットは急速に衰退する。
考えても見て欲しい、家族においても、子供の成長に伴い、消費活動は活発になる。大きい家、教育、車、旅行等の消費が必要になる。

家族が年老いると、大きい家はいらず、車にはあまり乗らず、消費活動も共に老いる。

本当に日本を何とかするならば、少子化を止めねばこの国に未来は無い。世界からも相手にされなくなる。

日本人というプライドを持って、老人化しながら衰退する道を選ぶのか?

それとも、覚悟を決め、移民を受け入れ、グローバル化を担うのか?

その選択をせねばならない時が来るだろう。

※但し、この問題は難しい問題である。
特定の国家の人間が参政権を持った場合に、悪意を持った人間の流入は防がねばならない。日本という国のアイデンティティは残すべきである。

私自身は、人類はアフリカから分岐し、今に来た。そもそも日本人も純血かどうかはあやしい。

又、世界中の人口が増えている事を思うと、そろそろハイブリッドを考えても良いのではなかろうか。
それでないと、日本のガラパゴス化は避けられず、
外人の友人すら出来ない。
移民の受け入れは、日本を真のグローバル化を実現出来るだろう。
しかし、日本のアイデンティティの喪失は覚悟せねばならない。

明治維新では無く、

平成維新 になるかどうかは別として、

新たな 維新 が必要になるだろう。

そのときは、道州制にし、各自治体が権力をより握り、
産業を発展させるべきである。

※地方の最大の問題は、産業のソフトが画一的なのだ。
 それは土建屋が多いという現実である。
 地方は国家の公共事業でのみなりたつ仕組みになっているので、
 その仕組みを変えねばならない。

南の地方は、南方系の人々の移民を受け入れ、
北の地方は、北方系の人々を受け入れると良い。

その位、劇的な変化を生めば、日本には未来があるだろう。

ハイブリッドな人々は、様々なバックグラウンドを持つ人々の集まりになる。それは又、新たな関係を生む事が出来るだろう。

歴史は変わるし、伝統も変わる。
しかし、自分たちの存亡を述べている前に、地球が駄目になるかもしれない。

そろそろ国家単位でものを考えるのでは無く、地球単位で物事を考える時期に来ているのかもしれない。

2009年景気後退に備えよ!に続

2008年11月22日 登録