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2008年金融危機

2008年の金融危機は、歴史に残る。

今回の問題の本質は、デリバティブで有り、レバレッジである。
日本においては、不動産の価値が下がった状況で、銀行の貸し出し額が資産価値を大幅に上回り、銀行が運転資金の貸し出しを一斉にストップし始めた状況とある意味では似ているが、ある意味では似ていない。

問題は、実体経済の取引額の10倍、20倍、100倍、200倍等の取引が行われており、それが株価下落により一斉にショートしている事にある。

負債額が又、10倍、20倍、100倍、200倍と倍々ゲームで膨らみ、それらが一斉に不良債権化している事になる。

しかも、そのほとんどが借金だった場合…。
返済期限が来る訳で、銀行が貸し出ししなくなると、企業は途端に行き詰まる。

でかい車輪は、その収入や、お金がショートした時点で倒産する。
しかも、これだけ急激な変化にまだ、世界は遭遇した事がないのではなかろうか。

問題の発端はサブプライムローンなのだが、それらを切り刻み、
証券化し、レバレッジを掛け、売り買いした仕組みが崩壊したという事だ。
(しかし、事はそう単純ではない。)

デリバティブの総額は 6京円らしい。(6000兆円)
実体経済とかけ離れた額。だから金融のトップの年収が260億とかになる。
そりゃ、100万円しか持っていない奴が、1億の取引をし、
2倍になれば、1億9900万円利益になる訳だから、儲かっている時は凄い。
しかし、その逆になった場合…。(である。)

日本で言うと、ライブドアのホリエモンが金を潤沢に持ち、
フジテレビを買おうとしたり、株投資で会社を運営した事と似ている。
そこにはもうIT会社という実態は存在しなかったのだ。

日本は物作りを原点にし、額に汗するという事が重要だという意見がまだ根強い。
それは又、重要な事でもあるかもしれない。
より高い叡智を人類が持てるかどうかは分からない。

アメリカ、イギリスは1990年代より、金融国家を目指し、
それは成功したように見えた。
様々な金融工学を駆使し、まさに錬金術を生み出した。
しかし、その錬金術が効かなくなった時、何が残るのだろう。

アメリカの製造業は、もはや風前の灯火である。

但し、アメリカの強みは、その雑多な移民を飲み込み、昇華し、
生産を生み出す力はある。
アメリカの底力は日本の比では無い。
何か生き残りを模索するだろうし、自国の生き残りの為なら、毒をも飲むかもしれない。

問題は、ヨーロッパにも飛び火している事であり、
世界中の金融の信用収縮が起きている事だ。

日本がうまく動けば、日本のインフラは悪くなく、
又、日本の製造業や技術は生き残る可能性が高い。

これは一世一代のチャンスでもある。
日本を浮上させるために努力しようと思う。

2008年10月12日 登録

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